
三上哲 様
院長
知人からの紹介と、御社からのデザインのご提案を拝見したのがきっかけです。医療機関に限らず幅広い分野でデザイン性の高い空間づくりをされており、「温かみのあるモダンなデザイン」を得意とされている印象を受けました。クリニックの開設にあたり、単なる医療施設ではなく、地域の方が安心して足を運び、リラックスできる空間を目指していたため、最初から強い関心を持ちました。
大きな悩みは「どうすれば“クリニックらしさ”から脱却できるか」という点でした。従来の医療施設は白一色であったり無機質になりがちであったりして、どうしても患者様にとって緊張感のある場所になってしまいます。私たちは、患者様と同じ目線で向き合い、体温が伝わるような“手当て”を大切にする医療を実現したかったので、その理念を空間としてどう表現すれば良いかが課題でした。
御社はヒアリングの段階から私たちの思いを丁寧に聞き取り、抽象的なイメージを具体的なデザインに落とし込む提案力に優れていました。「モダンでありながら温かい」「クリニックっぽくないが信頼感はある」といった一見矛盾する要望を、素材や照明、動線の工夫で解決できると示してくださったことが決め手になりました。
打ち合わせの際に「患者様がここで自然に会話できる空気感」をどう作るかを一緒に考えてくださったことが印象に残っています。例えば待合スペースでは、あえて病院らしい冷たさを排除し、木の素材感や間接照明を取り入れることで、安心感と居心地の良さを感じられる工夫を提案いただきました。こちらの理念を共有してくださる姿勢が心強く感じられました。
担当者の方は常に誠実かつ迅速に対応してくださいました。こちらの要望を正確に理解していただけるだけでなく、専門家として「こうした方がより良い」という提案も積極的にいただけました。単なる受け身ではなく、双方向のコミュニケーションを重ねる中で理想像をブラッシュアップできたのは大変ありがたかったです。
細かい調整や想定外の課題が出た際も、スピード感を持って柔軟に対応していただけました。現場でのちょっとした修正や質問にも丁寧に応じてくださり、常に「大丈夫です、任せてください」という安心感がありました。困りごとが長引くことはなく、信頼できるサポート体制だと感じました。
優先順位を整理し、必要な部分と削減できる部分を丁寧に調整していただいたことで、納得感を持って予算内に収めることができました。限られた予算の中でも「質」を落とさずに工夫してくださった点が特にありがたかったです。
初めて完成した空間を見た時には、ワクワクがとまりませんでした。モダンで洗練されながらも、どこか温かさを感じられ、こちらの理念をそのまま形にしていただいたような仕上がりでした。患者様が「安心して話せる」「落ち着ける」と感じられる空間になったと実感しています。
特に気に入っているのは、患者様と医師が自然に“同じ目線”で向き合えるレイアウトです。空間そのものがコミュニケーションを後押ししてくれるので、診療がスムーズになるだけでなく、患者様にとって心理的な安心にもつながっています。
オープン前から内覧に来られた方や関係者から「クリニックらしくなく、居心地が良い」と好評をいただいています。この空間自体がブランディングの一部になっており、必ず集客や信頼につながると確信しています。
「想いを形にしてくれる提案力」と「最後まで安心して任せられる対応力」の両面をおすすめしたいです。単にきれいなデザインを提供するだけでなく、依頼者の理念を共有し、一緒に作り上げていけるパートナーである点は他社にはない強みだと思います。
10点満点中「10点」です。空間そのものが私たちの理念を表現し、日々の診療を支えてくれています。開業にあたり、これ以上ないパートナーに出会えたことに心から感謝しています。









